H1、H3/H3a/H3d/H3c、H4について
バルブ形状の詳しい解説
今回は沢山あるHIDのバルブ形状を一つずつ解説していきたいと思います。
HID形状には他の形状に流用出来るものや名前が複数あるバルブも存在するのでそこら辺の詳しい解説をしていきます。
H1形状
ロービームとハイビームに装着されている事が多くフォグランプに装着
されている事が少ない形状です。
円の半分がカットされた形状です。
H3形状
H3形状 は種類が多くややこしい形状です。
H3/H3a/H3d/H3c/H3c(ショートタイプ)と種類が多いです。
H3形状の違いを説明するには言葉だけだと分かりずらいので参考画像をご覧ください。
まずH3をベースに考えて説明します。
通販で販売されているHIDはほとんどのメーカーがH3のみで
H3a/H3d/H3cとご丁寧に分かれていません。
H3以外の形状に装着する場合は加工が必要になります。
(紙やすり1枚あればできるのでご心配なく)
H3aの場合
H3のくぼみ部分を1ミリ削り加工すれば装着可能です。
また、H3aはマイナスアースが出ていますがHIDの場合は関係ないので無視してOKです。
H3dの場合
H3a同様くぼみ部部を1ミリ削り加工が必要ですがH3dの場合はなぜか
そのまま装着出来る事が多いのでそのまま装着してみてだめなら紙やすりで削ってください。
H3cの場合
H3cは加工なしで取り付けできますがH3cとH3c(ショートタイプ)を
間違えないように気を付けてください。
見分け方としてはバルブのガラス管の長さが極端に短いものがショートタイプで
それ以外のものがH3cになります。
H3cと適合表に書いてある商品は必ず購入前にライトユニット内部の長さか
バルブの長さを確認して下さい。
そうしないと同じH3cでもバルブの長さが長くて装着出来ないことがあります。
H3c(ショート)の場合
上記でも説明しましたがH3c(ショートタイプ)はH3と台座部分の作りは
まったく一緒ですが、ガラス管の長さが短いタイプです。
H3c(ショートタイプ)の車に通常のH3を取り付けするとバルブが長くて装着出来ません。
有名な例ですとハイエース200系のフォグランプなんかはH3c(ショートタイプ)
で通常のH3では装着不可です。
ちなみにスフィアライト のH3バルブならH3c(ショートタイプ)以外のH3であれば
加工なしで全て装着できるので非常に楽です。
H4形状
H4形状 は非常に普及率が高く日本車の場合は6割がこの形状になります。
特徴としては
通常車のライトはハイビーム用とロービーム用で左右合わせて4灯ライトが必要ですが
H4タイプは1本のバルブでハイビームとロービームの切り替えができる為左右合わせて2灯のライトで点灯する訳なのです。
なのでH4のハロゲンランプが装着されている車にHIDを装着する際は
1つのライト交換でハイビームとロービーム両方交換出来てしまうのです。
H4はスライドしてハイローが切り替わる
H4タイプはハイビームとロービームがスライドして切り替わります。
どのように切り替わるかというとガラス管が上下に移動して発光点がズレて
切り替わるということなのです。
スライドする方法にも種類があってバネ式のものとソレノイド式(磁石式)の
物があります。
ソレノイド式(磁石式)の方が性能としては上ですが同時にコストも上がるので
一長一短ですかね?
正直スライドすればどちらでも問題ありませんよ(´-ω-`)
H4はスライドする為にリレーが必要
H4はスライドする為にリレーというパーツが必要になります。
以前に紹介した電圧降下防止リレーとは別でHi/Lo切り替えリレーというものが
必要になる訳です。
これは1メートルぐらいの配線で電圧降下防止リレーのようにバッテリーから電源を取ります。
これはH4のHIDキットを購入すればセット内容に入っていますが装着しないと取り付け出来ないので気を付けて下さいね